Raspberry Pi 3 Model BとOpenMediaVaultでtime machineサーバーを構築した
突然だけども僕はMacBook Pro (13-inch, Mid 2012)を使っている。
こんな感じの構成だ。中のストレージはSSDHの2TBで700GBくらいの使用状況。
ハードウェアの概要
機種名: MacBook Pro
機種ID: MacBookPro9,2
プロセッサ名: Intel Core i5
プロセッサ速度: 2.5 GHz
プロセッサの個数: 1
コアの総数: 2
二次キャッシュ(コア単位): 256 KB
三次キャッシュ: 3 MB
メモリ: 16 GB
ずっとDELLの古いデスクトップPCにnetatalkでTime Machineサーバーを運用していたのだがふと電気代が気になって調べた。DELL PCの消費電力は50wくらい(家にあったスマートプラグで調べた)。ファイルサーバとして24時間運用するには高いような気がしてきたのだ。下のサイトで調べた。月に1000円くらいかな??24時間入れられなかったので23時間59分で計算した。あとはDELL PCが邪魔になってきたのも大きいかも??
家に余っていたRaspberry Pi 3 Model BでTime MachineサーバーとNASを構築した。NASをGUIで操作したくて探すと、OpenMediaVaultが便利そうなのでそれにした。いろいろとmac側も時代の流れでsmb対応にもなっているみたいなのでsambaでやることにした。下記の記事を参考に構築しました。ありがたや。。ストレージはHITACHI 2TB HDDをext4でフォーマット、BUFFALO 4TB HDDはntfsで運用していたのでそのままラズパイにつなげた。 2TBをTime Machine、そして4TBはNASだ。
今回使用してうまくいった環境
Raspbian Buster Lite(Kernel version:4.19)
OpenMediaVault(Release: 5.4.6-1)
簡単な構築の流れ
1.Raspbian Bluster Liteのダウンロード
2.SDカードにOS imageの書きこみ(Etcherを使用)
3.作成したSDカードBoot配下にsshファイルを作成
4.ラズパイにSDを挿入し、HDD,LANケーブルを繋ぐ
5.macのterminalからコマンド”ssh pi@raspberrypi.local”でラズパイにssh接続
6.ラズパイのパスワード設定及び、IPアドレスの固定
7.OpenMediaVaultをインストール
8.固定したIPアドレスへmacのプラウザからOpenMediaVaultへ接続
9.OpenMediaVaultのsmb設定
10.設定がうまくいっていればmacのTime Machine環境設定に該当HDDが出ているので選択
構築中に困ったこと
・ラズパイのSDが中々認識しなかったのでSDカードを頑張って何回か出し入れしたら認識した。ヘッドレス設定したかったけど、確認のためhdmiでモニターに接続したので悔しかった。
・ラズパイに別PCで使用していたBUFFALO製(4TB)のntfsファイルシステムのHDDを差したけど中々マウント出来なかった。HDD自体はOpenMediaVaultで認識していて、色々調べていたのだが時間が経つといつの間にかマウント出来るようになった。権限の設定をし、無事NASとして使用出来ました。これも原因がわからず悔しかった。
あとがき
とにかくサーバー作るのがどんどん簡単になってきているね。
OpenMediaValueはユーザー権限なんかも作りやすいので、複数人で使うNASをお金をかけずに作りたい小規模システムには最適なのではないでしょうか。
もっとスクショとか沢山取って貼ろう。。。
ちなみに下記3つの機器合計で消費電力は15wくらいになったよ。
・Rasberry pi 3 Model B
・HITACHI 2TB HDD
・BUFFALO 4TB HDD
追記
macの再起動後に接続エラーが発生し、timemachineのbackupに失敗していた。
パケット署名を無効にしたら治った。
appleサポートにsmb接続エラーについての記載あり。
https://support.apple.com/ja-jp/HT205926